リスキリングで中小企業診断士とMBAはやめとけ←DXを学んだほうがコスパ良い

リスキリングで中小企業診断士やMBAの取得を考えている方もいるのではないでしょうか?

中小企業診断士やMBAは、ビジネスの世界で成功するために取得を目指す主要な資格でした。

しかし、今や時代は大きく変わり、デジタルトランスフォーメーション(DX)がビジネスにおいて不可欠な要素となっています。

この記事では、なぜリスキリングで中小企業診断士やMBAの取得を目指すのはやめた方が良いのか、DXを学んだ方がコスパの良いのか、その理由を解説します。

リスキリングで中小企業診断士の資格取得はコスパが悪い

中小企業診断士の一次試験の科目←めっちゃ多い

中小企業診断士は、中小企業の経営に関するコンサルティングを行うための国家資格です。1951年に創設され、現在では約5万人が資格を取得しています。

中小企業診断士の試験は、第一次試験と第二次試験の2段階に分けて行われます。

中小企業診断士の資格を取得することで、中小企業の経営者や経営幹部、中小企業支援機関の職員など、さまざまな分野で活躍することができます。

そんな中小企業診断士の一次試験には、次の7科目があります。

  1. 経済学・経済政策
  2. 財務・会計
  3. 企業経営理論
  4. 運営管理
  5. 経営法務
  6. 経営情報システム
  7. 中小企業経営・中小企業政策

一次試験だけで、こんなに科目があるの⁈

これらの内容を学習するには膨大な時間と労力が必要になってきます。

中小企業診断士の合格率は1次試験、2次試験ともに20%前後で、試験全体での合格率は4%前後と試験の難易度が非常に高いことが明らか。

「今」求められているのはDXによる生産性向上できる人材

現代のビジネス環境で企業が最も注力しているのは、DXによる生産性向上です。

DXを推進するためには、ITに関する知識やスキルはもちろん、ビジネスの全体像を把握する能力や、課題解決能力が求められます。

中小企業診断士でのリスキリングは遠回りかも・・・?

中小企業診断士は、経営全般に関する知識が問われますが、DXを推進するために必要なITに関する知識やスキルは、あまり重視されていません。

そのため、DXによる生産性向上を推進できる人材として成長するためには、中小企業診断士の資格取得は、遠回りであり必ずしもコスパが良いとは言えません。

リスキリングとして考えると、DXを学ぶ方がよりコスパが良さそう!

DXを学ぶことで、ITに関する知識やスキルはもちろん、ビジネスの全体像を把握する能力や、課題解決能力を身につけることができます。

MBA取得でリスキリングはあり?←DXやAI系ならありかも

MBAとは?←最近はオンラインでも取得可能

MBA(Master of Business Administration)は、経営学修士の略で、経営に関する知識とスキルを身につけるための学位です。

近年は、オンラインで取得できるMBAプログラムも増えています。

そのため、リスキリングとしてMBA取得を検討している人もいるかもしれません。

しかし、MBAの取得には、学費などの多大な費用がかかります。

また、現代においてMBAを取得したからといって、必ずしもキャリアアップにつながるわけではありません。

MBAを取らなくてもDXを学べる講座は増えてる

MBAを取得しなくても、DXやAIに関する知識を学ぶための講座やプログラムが増えています。

例えば、神戸大学の【中小企業診断士向けDX基礎講座】や、経済産業省とIPA(情報処理推進機構)が提供する【マナビDX】などがあります。

中小企業診断士向けDX基礎講座

神戸大学の数理・データサイエンスセンターが提供する「DX基礎講座」は、DX人材の育成を目的としたeラーニングプログラムです。

AIテクノロジーの概要とビジネスへの活用の最新動向を学ぶことで、自社に適用するアイデア創出の基礎が学べます。

この講座では、完全オンラインで、実践的なDXプロジェクトに携わってきた経験豊富な教授陣のサポートにより、DXの基礎から実践まで一気通貫して学べます。

マナビDX

「マナビDX」は、経済産業省と情報処理推進機構(IPA)が運営するデジタル人材育成プラットフォームポータルサイトです。

このサイトでは、DXを推進する人材に必要な様々なスキルが学べる講座を提供しています。

デジタルスキル標準から講座を探すことができるほか、受講時間や取得できる資格などで講座を探すことも可能です。

また、「マナビDX Quest」というデジタル推進人材育成プログラムも実施しています。

このプログラムでは、デジタルの経験有無にかかわらず、DXの担い手として持つべきスキルを習得できます。

具体的には、データ活用やビジネス変革などのスキルを習得し、ビジネスアーキテクトやデータビジネスストラテジストなどのロールを目指すことができます。

これらの講座を有効活用することで、わざわざMBAを勉強しなくても、DXに関するスキルは習得可能!

リスキリングは主体的に自ら進んで学ぶもの

リスキリングは、あくまで自分自身のキャリアをより良くするために主体的に進んで学ぶものであり、資格取得が目的ではありません。

リスキリングは一度やれば終わりではなく、継続的に行う必要があります。

そのため、自分自身の目指すキャリアパスや目標に合わせて、最適なリスキリングの方法を選択することが大切です。

選択していく中で、中小企業診断士やMBAの取得よりも、DXやAIに関する知識を学ぶことがより価値ある投資となるかもしれません。

【まとめ】リスキリングで中小企業診断士やMBAは主体的ならOK!←資格目的なら不要かも!

リスキリングの一環として、中小企業診断やMBAの取得したい方も少なくないと思います。

実際、中小企業診断士やMBAは、企業の経営やマネジメントに関する専門的な知識やスキルを身につけることができる、確かに価値のある資格です。

しかし、これらの資格は取得するだけでは十分ではありません。

なぜなら、資格はあくまで”手段”であり、”目的”ではないからです。

資格を取得することで、自分のキャリアやビジネスにどのように活かすかが重要です。

また、資格を取得した後も、常に最新の情報や知識をキャッチアップする必要があります。

ぜひ自分の目的をしっかりと考え、主体的に学んでいきましょう。

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