岸田首相が「構造的な賃上げ」のためにリスキリング(学び直し)について、5年間で1兆円の投資をすることを表明しましたよね。
そこで、政府が投資するリスキリングの中でも、注目の銘柄を7つ厳選しました!
ロボットやAI活用の多様化する中で、学び続けてスキルを磨かなければ自分の需要がなくなる可能性はあります。
事実、2021年度の世界デジタル競争力ランキングで、日本は68カ国中28位と、スキル不足を指摘されています。
気づけた今からでも遅くはないので、ぜひ厳選7選を参考に、リスキリングを始めてみませんか?
個人向けのリスキリングも紹介しているので、フリーランスで働いている方でもリスキリングできますよ!
リスキリングで注目の銘柄7選
①Google
日本リスキリングコンソーシアムの主幹事
国内のリスキリングに先駆けて、国や地方自治体・民間企業などの団体が一体となってスキルアップを目指すもので、Googleが発足。
700以上のトレーニングプログラムの提供や、転職支援・副業などのジョブマッチングが可能となっています。
条件に合うプログラムの検索や申し込み、受講記録をつけられるほか、就職支援サイトへのエントリーやパートナー企業の採用情報の紹介も!
就職活動状況の記録までできるので、会社での団体受講はもちろん、個人の方でもスキルアップの計画や就職活動に活用できるのが大きなオススメポイント。
また、プログラムの受講履歴や登録情報に基づき、おすすめのトレーニングプログラムや就職支援サイトも表示が可能です。
参考:https://japan-reskilling-consortium.jp/
②富士通
富士通ラーニングメディアでDXを推進
総合人材育成企業の中でも国内最大規模を誇り、人材育成のトータルソリューションを提供。
個人に合うサービスを提供するのはもちろん、自社に合わせて研修をカスタマイズしたいという人材育成担当者の課題や悩みにも応えてくれるのがポイントです。
ITテクニカルスキルからヒューマン・ビジネススキルまで、約2,830のコースを、年間約255,000人に提供している実績があります。
あらゆる業種の企業や公共機関・団体を対象に提供しているため、リスキリング注目銘柄の1つ!
参考:https://www.fujitsu.com/jp/group/flm/
リンクアンドモチベーション
オンラインのITリスキリング講座を展開
アビバ・大栄などの有名ブランドを有しているリンクアンドモチベーション。
ITスキルから資格取得、英会話までをワンストップでできること、そして何よりオンラインで受講可能なのが強みとなっています。
個人のスキルアップ支援をしてきた実績と、これまでのノウハウを通じて、企業に対しDX支援を行うITスキル研修を提供!
Googleが発足した日本リスキリングコンソーシアムにも参画しており、ビジネスシーンに必要不可欠なトレーニングプログラムを提供しています。
何よりオンラインでの講座受講が可能で、1名からでも参加できる研修講座があるため、団体での受講ができないような、小さな会社でもオンラインで社員のリスキリングができます。
参考:https://linkacademy-business.com/openlecture
④アイデミー
AIのオンライン学習
コンテンツのわかりやすさやシステムの使いやすさで支持され、ユーザー数は10万人を突破!
AIを使いこなせるようになるAIプログラミングや政府認定のデータ分析講座をオンラインで学べるのがアイデミーでリスキリングするオススメポイント。
個人向けと法人向けコースがあり、無料で試せるコースがあるのもアイデミーの強みです。
データ分析講座は厚生労働省認定のため、受講料の最大70%を給付金でまかなえます!
さらに受講後でも満足できなかった場合は、受講後8日以内に限り全額返金してもらえるというサービス保証まで。
無料のオンライン相談もあるので、個人で始めるのに受講料の金額や支払いに不安がある人に向いていると言えるでしょう。
⑤インソース
1500以上のDX関連研修を用意
DXの入門として、Python講座も充実しているのがインソースの強みで、その数1500以上の研修を用意。
- クリエイティブシンキング
- デザイン思考
- ビジネスモデル企画
- プロジェクトマネジメント
- ファシリテーション力
- 交渉、調整力
インソースは特に企業向けのリスキリングを用意しており、リスキリングのため、社員のマインドセットをするための研修や実務のリスキリングもしています。
インソースのリスキリングのポイントとして、前向きに今の仕事に取り組めるよう、業務知識の習得だけでなく、1500以上の多種多様なプログラムの中から、受講者の状況に合わせて最適なものを提案できるよう、カスタマイズしてくれます。
参考:https://www.insource.co.jp/reskilling_top.html
⑥パーソルキャリア
組織としての戦略的なリスキリングを支援
リスキリングに必要な研修だけでなく、なぜ学ぶのか、そしてその学びが実践・成長につながるための目標管理をしたり、職場での学び合いを促進したりなど、「組織としての戦略的なリスキリング」の実現を支援しているのが、パーソルキャリアの強み!
実際社内でeラーニングのメニューを増やしても、学ぶ人が少なかったり、全社員に向けてDX研修の推奨をしても、職場が変わらないなんてことが多いのではないでしょうか。
そういった企業向けに、パーソルキャリアの「組織としての戦略的なリスキリング」が有効であると言えるでしょう。
参考:https://rc.persol-group.co.jp/learning/reskilling/
⑦ベネフィット・ワン
福利厚生としてのリスキリングを提供開始
実は20代・30代のリスキリング意識調査で、「何を学ぶべきかわからない」などの目的が明確化できていないという課題に注目し、会員制福利厚生サービス「ベネフィット・ステーション」の提供が開始されました。
これは株式会社トレジャーフットと株式会社ベネフィット・ワンが提携し、「ベネフィット・ステーション」を導入している企業の従業員に、自発的なリスキリングを促進するために開始されました。
参考:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000028.000054136.html
リスキリングで補助金が使える!個人と企業向けをチェック
いざリスキリングに取り組もうと思っても、やはり気になるのが料金制度。
研修プログラムとかって、料金が高すぎてなかなか一歩を踏み出せないのよね・・。
そんな方にも朗報です!
実はリスキリングで政府の補助金が使えるのを知っていましたか?
企業向けに2つの助成金と、個人向けに給付金が1つ用意されています。
上手に活用して、お得にリスキリングしてみましょう!
【企業向け】補助金・助成金
人材開発助成金
この助成金は、雇用している従業員に対し、訓練経費や訓練期間中の賃金の一部等を助成する制度です。
職務に関連した専門的な知識や技能を習得させるための職業訓練はもちろん、それを計画に沿って実施した場合等にも適用されます。
DXリスキリング助成金
公益財団法人東京しごと財団が提供しているこの助成金は、中小企業等が従業員に対して行った場合に、経費の一部を助成する制度です。
民間の教育機関等が提供する 、DX に関する職業訓練をeラーニング等で実施した際に適用されます。
【個人向け】給付金
教育訓練給付制度
個人の主体的な能力開発やキャリア形成を支援するための制度で、受講費用の一部を助成してもらえる制度。
雇用の安定と就職の促進を図ることが目的とされており、厚生労働大臣が指定する教育訓練を修了した場合に適用されます。
【まとめ】リスキリング関連銘柄は政府の補助金動向とセットで判断すべき
リスキリングのために提供されているサービスといえど、企業向けか個人向けかでもどこでプログラムを受講するかで選択する銘柄も変わってきます。
政府から出る補助金についても、企業と個人向けによって変わってくるため、それに該当するサービス・銘柄を選ぶ必要があります。
まずは自分が何を学びたいのか、企業としてであれば何を社員にリスキリングさせたいのか、目的に合わせてリスキリングプログラムを提供されている、銘柄を選ぶのが良いでしょう!
でも今さら何から学び直しを始めればいいの・・?本当に必要なのかな。