リスキリングを通じたキャリアアップ支援事業を簡単解説←最大70%補助

「リスキリングを通じたキャリアアップ支援事業ってどんな制度なんだろう？」「自分にも適用されるのかな？」っと悩んでいませんか。また、適用されるならどれくらいお得になるのかも気になるところですよね。

この記事では最大で70％の補助(56万円)を受けることができる「リスキリングを通じたキャリアアップ支援事業」とはどのような制度なのかをわかりやすく解説していきます。

新たなスキルを身に付け、新しい業界で理想のキャリアを実現させたい方にとって、とても役立つ内容なので、ぜひ最後まで読んでください。

リスキリングを通じたキャリアアップ支援事業とは？

『リスキリングを通じたキャリアアップ支援事業』とは、「キャリア相談」「リスキリング」「転職」を一体的に支援するための、経済産業省が推進している補助金制度です。

転職によるキャリアアップを前提としたリスキリングのサービスを提供している事業者に対して、補助金が交付されます。

その補助金によって、補助対象のリスキリング講座を受けた際に、受講料の一部が受講者に給付される仕組みです。

この章では、そんな『リスキリングを通じたキャリアアップ支援事業』について、下記の3つの項目に分けて、わかりやすく解説していきます。

経済産業省が推進の補助金制度

「リスキリングを通じたキャリアアップ支援事業」は経済産業省が2023年3月から実施している新制度です。

すでに、一次公募と二次公募合わせて87社の企業が本制度に採択されています。2023年9月からも三次公募が開始されていて、今後も対象企業が増えていくでしょう。

では、具体的にその補助金制度によって、個人のリスキリングにかかるコストはどれくらい安くなるのでしょうか。次で詳しく解説していきます。

最大で受講料の70％（56万円）の給付

採択された事業者が経済産業省から受ける補助対象項目は『人件費』、『事業費』、『リスキリング経費』の3つです。

その3つのうち『リスキリング経費』が受講料負担を軽減するための補助金です。条件を満たした際に、講座を受講した個人に給付されます。

給付される金額と条件は以下の2つです。合わせて最大70％(56万円)の給付が受けられます。

対象の講座を修了し、かつ受講後1年間転職先で働くことで、最大で受講費用の70％(最大56万円)の給付を受けることが出来ます。

対象者の要件

『リスキリングを通じたキャリアアップ支援事業』の対象者の要件として、下記の3つの条件があります。順番に解説していきます。

転職を目指している人

本制度を利用するためには「将来的に転職を目指している」ことが条件です。

実際の転職の有無にかかわらず、受講料の50％は補助対象ですが、講座の申し込み時の初回面談で転職を目指していない方は、本制度の対象外なので、注意しましょう。

雇用関係にある人

本制度の対象者は、『雇用主の変更を伴う転職を目指している在職者』です。

よって、リスキリング講座の開始時、またはキャリア相談の開始時に、企業などと雇用契約を結んでいる必要があります。

雇用契約を結んでいるのであれば、正社員でなくても問題ありません。以下の方が本制度の対象者です。

企業などと雇用契約を結んでいない、下記の職業の方は本制度の対象外です。

年齢制限なし

「リスキリングを通じたキャリアアップ支援事業」の制度には年齢制限はありません。

ただし、事業者の中には、講座の受講に年齢制限を設けている場合や、推奨年齢を設定している場合がるので、講座を選ぶ際に確認しておきましょう。

リスキリングを通じたキャリアアップ支援事業の対象サービス7選

この章では、リスキリングを通じたキャリアアップ支援事業の対象となっているサービスを7つ選んで紹介していきます。

①ReCADemy(リカデミー）

ReCADemy(リカデミー）は、未経験や初心者からCAD・BMIオペレーターや、BMI技術者になる為の、リスキリング講座を提供しています。

未経験から建築業界への転職はハードルが高いですが、ReCADemy(リカデミー）では基礎的な建築知識から学べるコースも用意されています。

CADやBMIのスキルを身に付け、建築業界への転職を目指している方に最適です。

②ポテパンキャンプ

ポテパンキャンプは「最短5か月で未経験からWebエンジニアへ」がキャッチコピーのプログラミングスクールです。

Web系開発企業への転職に強く、転職成功者のWeb系開発企業への転職率はなんと100％です。

Webエンジニア業界への強力な転職サポートを希望している方にオススメ。

③デジタルハリウッド株式会社

デジタルハリウッド株式会社は、これからの時代に必要とされるクリエイティブ・デザインスキルを学べるスクールです。

近年需要が高まっている、Webデザインやグラフィックデザイン、動画クリエイターを含む、様々な講座から選ぶことができます。

④一般社団法人Work Design Lab

一般社団法人Work Design Labは、即戦力のDX人材の育成に力を入れているスクールです。

e-learninngを通して知識を身に付けた後、実際のプロジェクトにサポート役として参加する『実践プログラム』を通して、実践力を身に付けることが出来ます。

より実践的な場で、スキルを身に付けたい方にオススメです。

⑤株式会社アイデミー

株式会社アイデミーは、未経験からAIのスキルが身付くPython特化型のプログラミングスクールです。

「未経験から3か月でAIを使いこなせる人材へ」をコンセプトに講座を提供しています。

今後、AIスキルを持っている人材の市場価値はどんどん上がっていくと予想されていますので、AIスキルを身に付けて、今後のIT業界で活躍したい方にオススメです。

⑥株式会社MAIA

株式会社MAIAは女性のITスキル向上支援し、女性の活躍を推進する企業です。

提供している講座も、IT関連のスキルが習得でき、女性のキャリアアップに適しています。

公式ホームページ上にはリスキリングを通じたキャリアップ支援事業に関する記載はありません。詳しく知りたい方は下記リンク先の下部にある『リスキリング・就労支援』の資料請求をしましょう。

⑦ヒートウェーブ株式会社

ヒートウェーブ株式会社はセキュリティ人材の育成に特化した講座を提供しています。

IT未経験者から「サイバーセキュリティ技術者」や「ホワイトハッカー」への転職を目指せます。

現在、情報セキュリティ人材は他のIT人材よりも人手不足です。IT業界でも、特に貴重な人材になりたい方にオススメです。

【まとめ】リスキリングを通じたキャリアアップ支援事業

今回は『リスキリングを通じたキャリアアップ支援制度』について、制度の内容と具体的な給付条件、対象サービスを7つ紹介しました。

DX化や働き方の多様化が進む昨今、新しいスキルを身に付けて、別業界への転職によってキャリアアップすることがメジャーになりつつあります。

また、国としてもリスキリングを推奨している背景もあり、補助金制度によってスキル習得や転職のハードルも下がってきています。

キャリア相談は無料で実施されているので、リスキリングを通じたキャリアアップを考えているなら、さっそく下記リンクより興味のある事業者を選び、申し込んでみましょう。