リスキリングで中高年におススメの資格5選←ミドル世代でも辛くない

「リスキリング」とは、自分のスキルや知識をアップデートすることで、将来のキャリアに備えること。

中高年の方にとって、リスキリングは雇用の安定や収入の向上につながる可能性があります。

ただ、どんな資格を取得すればいいのか悩みますよね。そこで今回は、中高年におススメの資格を5つご紹介します。

リスキリングで中高年におススメの資格の選定基準3つ

まず始めに、資格を選定する上でポイントが3つあります。

①難しすぎない

資格を選定する際は、これまでに培ってきたスキルや経験を活かしながら、新たなスキルを身につけることが大切です。

あまりにも難しい資格を選んでしまうと、途中で挫折してしまう可能性も…。

中高年の年齢である40代から60代は、30代以前の頃に比べ、学習能力が低下していることも考慮して、無理のない範囲で取得できる資格を選ぶことが重要です。

②比較的短期で習得できる

中高年の場合、人によっては仕事と家庭を両立しながら学習する必要が出てくる場合もあるため、比較的短期で習得できる資格を選ぶとよいでしょう。

近年では、オンライン講座や通信講座など、自宅で学習できる環境が整っています。

こういった講座を利用することで、スキマ時間を活用して学習を進めることができます。

③定年過ぎても社会で活躍できる

リスキリングで取得する資格は、定年後も需要の高い資格を選ぶとよいでしょう。

人生100年時代!長い目で見て、息の長い資格を選びましょう。

定年後も活躍できる資格として、会計の資格やAIなどの新領域の資格などが考えられます。

おススメスキル7選←中高年のリスキリングは何を学ぶべき?

ここから、実際に中高年の方におススメのスキルを7つご紹介していきます。

①簿記

会計スキルは生涯安定!

会計スキルは、どんな業界や職種でも必要とされる基本的な能力です。

会計スキルを身につけることで、ビジネスの成果や財務状況を分析したり、税務や法律に関する知識を得たりすることができます。

昨今、AIが人間の仕事を奪う未来が危惧されています。

しかし、会計スキルに関しては、人間が頭で考えなければならない業務や、手作業が必要となる業務など、AIでは代替できない仕事であるため、AIに奪われる可能性は低いと言えます。

会計スキルは、生涯にわたって役立つスキルであり、安定したキャリアを築くために欠かせません。

簿記2級

簿記2級は、企業の経理業務を理解するための基礎的な知識を身につけるために必要となってくる資格です。

また、中小企業の経理担当者や会計事務所のスタッフとして活躍できるレベルの資格で、中高年から簿記を取得する場合は、まず簿記2級を目標にしてみましょう。

簿記2級を取得するには、一般的に3ヶ月から半年程度の勉強が必要となります。

②動画編集

YouTubeの編集はフリーランスでも食っていける!

YouTubeは、世界中で利用されている動画共有プラットフォームです。読者の中で利用されている方も多いのではないでしょうか。

近年では、「YouTuberと呼ばれる動画クリエイターが情報発信や収益化の手段として利用しており、動画制作の需要が高まっています。

動画編集は、このYouTubeなどでコンテンツを作成するためには必須のスキルであり、YouTuber以外にもさまざまな場面で役立ちます。

例えば、企業のPR動画やマーケティング動画の制作、教育動画の制作など、幅広い分野で需要があります。

動画編集のスキルがあれば、フリーランスとして独立して活躍することも可能!

アドビ認定プロフェッショナル

アドビ認定プロフェッショナルは、「Adobe Creative Cloudの各アプリケーションに精通していることを証明する資格です。

動画編集の分野では、「Premiere Pro」の認定資格があります。

Adobeは公式の認定プロフェッショナルプログラムを提供しており、アドビ認定プロフェッショナルの資格を取得することで、自分のスキルを客観的に評価することができます。

③DXのスキル

政府がイチオシの分野

デジタルトランスフォーメーション(DX)は現代のビジネス環境において重要な要素となってきています。

政府は、DXの推進を掲げており、2022年2月には「デジタル社会の実現に向けた重点計画」を策定しました。

この計画では、DX人材の育成を重要課題として位置づけており、中高年のリスキリングについても、DX人材の育成に資する教育機会の提供を促進する方針を示しています。

DX検定

DX検定は、DX人材に求められる基礎知識やスキルを測定する試験で、2018年7月に創設されました。

概要

試験日:年2回(1月・7月)

受検方法:Web受検

受験料:6,600円

試験時間:60分

試験内容:120問の多肢選択式の知識問題が出題

レベル認定

成績優秀者はスコアに応じ、以下のレベル認定証が発行される。

  • スコア800以上:DXプロフェッショナル レベル
  • スコア700以上:DXエキスパート レベル
  • スコア600以上:DXスタンダード レベル

(※レベル認定は2年間有効)

この資格は、2020年よりDXを目指す企業の人財育成・知識評価の標準指針として活用ができるようになっています。

中高年のリスキリングでDXのスキルを身につける際は、DX検定を活用するのも一つの方法です。

④AIのスキル

中高年でも間に合う新領域!

AI(人工知能)は、あらゆる産業において活用が進んでいる技術です。AIを活用することで、業務の効率化や新サービスの創出など、さまざまなメリットがあります。

AIは、近年急速に進歩している技術であるため、AIのスキルを身につけるためには、最新の情報を常にキャッチアップしていく必要があります。

しかし、中高年の方でも、AIのスキルを身につけることは可能です。AIの基礎的な知識やスキルを身につけることで、AIを活用した業務を理解し、活用できるようになります。

G検定

G検定は、一般社団法人日本ディープラーニング協会(JDLA)が実施する、AI・ディープラーニングの基礎知識とビジネス活用を学ぶことができる検定試験です。

この試験は、ディープラーニングをはじめとするAIに関する様々な技術的手法やビジネス活用のための基礎知識を有しているかどうかを確認します。

AIの基礎知識を身につけたい方、AIをビジネスに活用したい方、AI人材として活躍したい方におすすめ!

G検定を取得することで、「AIで何ができて、何ができないのか」「どこにAIを活用すればよいか」「AIを活用するためには何が必要か」が理解できるようになり、転職やキャリアアップに役立ちます。

概要

試験日:年3回(3月・7月・11月)

受検方法:Web受検

受検料:13,200円(一般)

試験時間:120分

試験内容:選択問題220問程度

⑤ドローンのスキル

ドローンが免許制になった今がチャンス!

ドローンは、農業、建設、映像制作など、様々な産業で活用されている注目の技術です。

人ではなかなかできない場所での撮影を可能にしてくれる!

今後、ドローンの活用が拡大するにつれて、ドローンの操縦士や技術者の需要が高まっていくことが予想されます。

中高年の方でも、ドローンの基礎的な知識やスキルを身につけることで、新たなキャリアの可能性を広げることができます。

2022年12月5日から制度開始

2022年12月5日より、ドローンの操縦には国家資格(操縦ライセンス)が必要になり、ドローンの運用にはより高度な知識と技術が求められるようになりました。

これにより、ドローンの操縦士や技術者の需要がさらに高まると考えられます。

そのため、中高年の方でも、ドローンの免許を取得することで、ドローン業界で活躍できるチャンスをつかむことができます。

参入者が少ないうちに取得することで、人材としての需要は確実に上がります!

ドローンの国家資格(操縦ライセンス制度)

ドローンの国家資格(操縦ライセンス制度)は、国土交通省が定めた制度です。

このような資格を取得することで、ドローン関連のビジネスやサービスへの参入が容易になります。

新たな規制や資格制度の導入により、ドローン技術を習得することで得られる価値は今後さらに増すと考えられます。

  • 技能証明は、一等無人航空機操縦士(一等資格)及び二等無人航空機操縦士(二等資格)に区分
  • 一等資格、二等資格ともに有効期間は3年間
  • 限定変更を行うことで、夜間飛行、目視外飛行が可能に
  • 対象年齢は16歳以上
  • 技能証明の試験は、国が指定する指定試験機関である日本海事協会が行う
  • 国の登録を受けた講習機関(登録講習機関)の講習を修了した場合は、実地試験を免除
https://www.hb-j.jp/column/detail.html?id=515#go-top

【まとめ】中高年のリスキリングは新領域にチャレンジしよう!

  1. 簿記
  2. 動画編集
  3. DXのスキル
  4. AIのスキル
  5. ドローンのスキル

中高年のリスキリングは、従来のスキルだけではキャリアアップや転職が難しくなる可能性があり、将来性の高いスキルを身につけることが重要となってきます。

今回ご紹介した新領域のスキルは、まだ市場が成熟していないため、今後ますます需要が高まると予想されており、中高年の方でも間に合う新領域です。

中高年の方々も、新領域にチャレンジすることで、新たなキャリア機会を手に入れることができます。変化を受け入れ、積極的に新領域へのチャレンジを検討してみてください!

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