みなさんはリスキリングを行う際にどの様な学習などをされているでしょうか?
リスキリングを行うためには様々な手法があります。
その中でもリスキリングを独自の手法で学習される方もいる事でしょう。
そんな方たちの中には、本を借りて学習し知識を得ているもしくはこれから得ようとしている方たちも多いかと思います。
そんな方たちのために、この記事ではリスキリングを行う手法として、本を借りて学習する事の実態と有効性を伝えていきます。
また、AIを活用する事でイニシアチブを獲得できる事の大切さも併せて紹介して行きます。
これからのリスキリングの参考にもなるので、ぜひ最後までお読みいただければと思います。
リスキリングの本は借りるべき?←「自分のスキルをアップデートし続ける」
いくつかあるリスキリングの目的の一つとして、【自分のスキルのアップデート】があります。
その目的のために行う手法の一つ【本で学ぶ】があります。
用意する本は買うと高いから、借りに行こうかなぁ
本での学習をしようと思った時にこう思った方はいませんか?
では、本を借りる事・買う事、両方のメリットとデメリットを見て行きましょう。
本を借りる場合
メリット
- 費用が抑えられる
- 複数の本を気軽に試すことができる
- 借り切る必要がないので、スペースをとらない
デメリット
- 借りられる本が限られる
- 借りられる期間が限られる
- 返却期限を守らないと延滞料が発生する
- 自分の本ではないので、扱いに気を使う
- また読みたくなった時に借りに行く手間と費用が掛かる
本のレンタルは、費用を抑える事が第一優先で、他の事があまり気にならない、という人には向いていそうですね。
本を買う場合
メリット
- 自分のペースで学習できる
- 必要な時にいつでも学習できる
- 持ち運びができるので、通勤・通学中や空き時間に学習できる
- 自分の所有物になるので、汚れ等細かいことを気にせずすむ
- 他の人にオススメしたい場合貸すことができる
デメリット
- 初期費用がかかる
デメリットとしては、やはり費用が掛かるという事が挙げられますが、その他のデメリットは特になさそうですね。
購入する事で、自分の物となるため扱いの自由がメリットとして大きくなります。
結論:買うべき←今読むべきビジネス書
それぞれのメリットとデメリットを見比べてみて、本は購入した方がメリットが多くデメリットが少ない、という事が分かりました。
そこで今度は、おすすめしたい本をご紹介いします。
後藤宗明さんが著者
ご紹介した本のタイトルは【自分のスキルをアップデートし続ける リスキリング】です。
この本の著者は、後藤宗明さんです。
後藤さんは、リスキリングに特化した、非営利団体の「一般社団法人ジャパン・リスキリング・イニシアチブ」の代表理事を務めている方で、ご自身も渡米しリスキリングを実際に体験された方です。
参考ページ→https://www.works-i.com/outline/profile/Muneaki_Goto.html
参考YouTube動画→https://www.youtube.com/watch?v=nwlv9OQASNs
実際にリスキリングを体験して執筆された方の本なら、参考になる事が多そうだね!
イノベーション部門「部門賞受賞」
この【自分のスキルをアップデートし続ける リスキリング】は、「読者が選ぶビジネス書グランプリ2023」の部門賞のうちの「イノベーション部門」で1位を獲得しています。
参考ページ→https://business-book.jp/result
本の内容
この本は第1章から第6章で構成されています。
それぞれの章の内容を大まかに説明していきます。
1章 | リスキリングにおける 世界と日本の実態と課題 |
2章 | リスキリングの方法 (大企業編・中小企業編) |
3章 | リスキリングを実践するプロセス |
4章 | スキルベース採用の注目と スキルに関する最新トレンド |
5章 | リスキリングとキャリアアップの関連性 |
6章 | AIやロボットとの協働や ※グリーンリスキリングについて |
【実践編】「新しいスキルで自分の未来を創る」も読むべき!
さらにおすすめしたい本として、同じく著者が後藤宗明さんで【実践編 新しいスキルで自分の未来を作る】をご紹介します。
この本は、【実践編】というタイトルの通り、実際に自分がどう動くかという事を考える時に役立つ一冊となっております。
この2つの本の購入者の口コミを見ても、分かりやすくて書いてある事が具体的だと、高評価です。
気になる方は、ぜひチェックしてみて下さい。
リスキリングはAIの力を借りる必要性がある
ここまでは、本を活用してのリスキリング方法を紹介してきました。
しかし、近年では、リスキリングを実行する際にはAIの力が不可欠だとされてきています。
ここからは、なぜAIの力が必要なのかを、本を活用したリスキリングと比較をして説明していきます。
AIのメリット(本の活用との比較)
最新の情報の習得が可能に
近年のリスキリングの目的には、DXの推進が大きく関わってきます。
DXの分野での情報は日々目まぐるしく変化するため、本での学習はどうしても最新情報から遅れを取ってしまいます。
その点AIを頼る事によって、いつでも最新の情報を手に入れることが出来ます。
学習の効率化
AIを活用することで、学習者個人の理解力や学習スピードを把握し、その人に会った学習方法を提案する、と言った事も出来ます。
そのため、無駄なく効率的に学習を勧める事が出来ます。
実践に近い学習方法
本で学習した知識は、「実際に役に立てられるのだろうか?」という疑問がわきませんか?
脳では理解出来ていても、実践してみると意外と「出来ない」という事が多いのです。
しかし、AIでシミュレーションやフィードバックなど活用する事によって、実践に近いスキルを習得する事も可能となります。
特に、プログラミング・データ分析・マーケティングなどの分野で効果的に活用できます。
確かに、現代の様な情報社会においては、時間とコストをいかに有効活用できるかがカギになってきそうだ!
リスキリングで求められるのは「ビジネスの生産性向上」
リスキリングの最大の目的は、ビジネスの生産性の向上ではないでしょうか。
社会情勢や技術の変化に対応し、将来を見据えた成長をリスキリングを実施して継続していかなければなりません。
企業を挙げてリスキリングを行う重要性は理解しているけど、態勢を整える時間とコストの問題解決が難しいなぁ…
とりあえずは、現状維持で様子を見て社内教育していくとしよう。
このように思っている方たちも多いのではないでしょうか。
しかし、本当にそれで良いのですか?
AI活用やDXは避けては通れない道のり
この先、社会全体がDXに取り組んで行くでしょう。
「AIが活用できていない」「DXの導入が遅れている」などといつまでも言っていると、完全に後れを取り、競争の激しいこれからの社会に取り残されてしまいます。
将来的にそうならないよう、今からリスキリングを実施し、常に新しい知識を備えておくようにしましょう。
これからは、どの分野においてもAI活用とDXの推進は必要に迫られるわね。
今のうちに、自分が社会の中でイニシアチブを獲得して優位に立てるよう、自分を磨かなきゃ。
【まとめ】リスキリングは組織が率先して推進すべき!
ここまでお伝えした通り、この先の社会情勢として、AI活用とDXの推進は欠かせないものとなってきます。
そのような状況に備えるべくリスキリングが注目されてきています。
しかし、個人レベルでのリスキリングでは、書物を読み学習したり、動画や通信・オンラインでの学習が主になり非効率で限界があります。
それでは、盛んにDXの推進が進んでいるライバル企業に後れを取り、大きな損失を招きます。
その様にならないためには、企業などの組織が危機感を持ち、大切さに気付きいかに将来への投資が出来るかがカギとなります。
最後まで読んでいただいた皆さんには、この記事を参考に、これからの革新的な進歩を推し進める社会に乗り遅れないよう、頑張っていってもらいたいと思います。
リスキリングの方法を模索しているところだったから、この記事はヒントになりそうね!